新米パパの本棚~国内外の子育て・育児・勉強法etc~

世に出回るたくさんの子育てや育児に関する本をコツコツ読むことによって、日々の育児に生かしていこうと奮闘する新米パパの記録です。

読書感想文13:「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!-脳を鍛える10の方法-」

 

子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書)

子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書)

 

教育っていったら、脳についての話題は避けて通れないということで、こちらの1冊をチョイスしました。

 

オリンピック選手などにも指導していることだけあって、回りくどい&小難しい話はいっさいなく、基本的にアドバイスはシンプル&実用的で助かります。

 

筆者の林先生の基本的に言いたいことは以下にまとめられています。

 ”子供の将来のことを考えれば、本当に必要なのは「思考」「理解」「記憶」といった脳の「機能」を十分に引き出すこと。
さらに、長期的な視野に立てば、成長にともなって持てる才能をどんどん開花させる「進化する脳」を育まなくてはなりません。
中略
もっといえば、長期的な視野に立った「育脳」でしか、本当に頭をよくして、持てる才能を十分に発揮させることはできないのです。”

 

さらにこんなことも言っています。

”脳の機能を高め、パフォーマンスを上げるには、本能を磨くこと、よい心を育むことが絶対に必要なのです。
「生きたい」「知りたい」という本能が磨かれ、探究心や好奇心が育まれていれば、理解力や思考力をしっかり発揮することができる。”

←お医者さんが「本能」というやや抽象的な表現を使っているというのは個人的には興味深いなと思います。

 

林先生は上記の基本方針に基づいて、下のようなプログラムを組んでいます。

道標として、
1、0-3歳 脳の本能を磨き、「心が伝わる脳」を育てる

具体的なアドバイスとしては、、、

・明るい表情を見せ、愛情を十分に注ぐ
・失敗を認めよくほめる
・競争する
・自分の足で歩かせる
・やっていることをやめない
・すぐに手助けしない
・興味を持ったことを応援する
・子どもの目線で一緒に遊ぶ
・話に共感しながら最後まで聞く
・いつも楽しんでコミュニケーションする

2、3-7歳 脳にとっての悪い習慣をやめ、「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てる
※不要な脳神経細胞の死=間引き現象

よい間引きのために脳にとって悪い習慣をやめよう
・物事に興味を持てない感動しない
・無理、できない、大変など否定的な言葉を使う
・「後でやるよ」と言う
・集中できず、途中で違うことを考える
・だいたいできたところでやめる
・人の話を聞き流す
・人をバカにする、尊敬できない
・学んだことを確認しない
・自分が失敗したことを素直に言えない
・損得を考えて手を抜く

3、7-10歳 自ら学ぶ「本当に頭がよい脳」を育てる

4、10歳以降は、よい習慣を存分に活かし、「才能を発揮する脳」を伸ばしていく
10歳以降はどんどん勉強させる、ただし子どもに「勉強しなさい」といってはいけない

 

試しにうちでもこのプログラムにバカ正直に則って、実行してみたいなと思いますw