読書感想文1:「謎」の進学校 麻布の教え
あー面白かった。
思わず一気に読んでしまいました。
読み進めていくうちに、ここまで赤裸々に書かせてしまって大丈夫ですか!??ってこちらが心配になってしまうくらい、学校の内部について記述されています。
麻布の学校関係者の寛容さていうか、度量の大きさに思わず感心してしまいます。
やや野暮ではありますが・・・
ここで改めて麻布という学校について簡単に整理しますと
→東大合格者数ランキングの常連校
→50年以上東大合格者数ランキングTop10入り
→中学受験の御三家のひとつ
→政財界に多数の人材を輩出
とまあ、ここまでだとよくありがちな、がちがちのエリート校になるんですが、
・ここの学校は校則というものが存在しないんです。
・文化祭などの行事は基本的に学生に丸投げ(企画から資金管理、運用など全部!)
・校長先生はいろんなところで、「うちは東大を合格させるために教育しません」とはっきり断言しています(なのにあの実績・・・)
なぜこれほどまでに自由奔放な学校がここまで輝かしい実績を残せるのかについては、本書の中では、様々なエピソードや先生・生徒・卒業生の証言からその謎を紐解いていきます。
ちなみに私が強く印象が残ったキーワードは↓↓
・野蛮な集中力
・実験重視
・1年で理科4科目すべてをやる(←文系でも)
・卒論課題(←レベルは下手したら大学生・大学院生を超える内容も)
・教養講座(←講師陣の豪華さに思わずうっとり、自分がお金を払ってでも参加したくなってしまいました・・・w)
人によるとは思いますが、、、
この本を読んでしまうと、やっぱりもし自分の子供に入学させることができるのなら、ぜひともこんな学校で悶々とした青春を送ってほしいと勝手に見切り発車してしまいます・・・w