読書感想文14:「トップ1%の人だけが実践している集中力メソッド」
表紙はなかなかインパクト大、全然教育に関係ないじゃんって思われますが、
実は、本の中で触れられている話題の一つが「モンテッソーリ教育」なんです。
私も読むまでまったく気づかず、最初はただの怪しい自己啓発書だと思ってました・・・www
といっても、モンテッソーリ教育はあくまでもだしに使われていて、メイントピックではありませんので、「モンテッソーリ教育」についてガッツリ知りたい方は別の書籍にあたることを強くお勧めします。
といっても、個人的には、日本語訳のものでそんなにいいものがないっていう印象なので・・・、本気の方はぜひ洋書にチャレンジしてみてください。
本書の内容をもう少し正確にいうと、、、、
筆者が世界で成功している人たちの共通点はなんだろうって探究していたら、どうやら「集中力」がポイントじゃないかと狙いを定め、さらに頑張って調べていくうちに「モンテッソーリ教育」というものに出会ったという論旨の流れです。
若干、論旨に強引さは否定できませんが、いろいろな偉人の伝説エピソードがちりばめられていて、個人的には読んでいてとっても楽しかったです。
「モンテッソーリ教育」といえば、幼児教育の代表格。
幼児期0~6歳の時期を敏感期と呼び、この時期に下記の点を踏まえて、
徹底的に「自律心」と「集中力」を養うメソッドです。
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1、子どもが自分でやりたいお仕事を選ぶ
2、そのお仕事に没頭する
3、自分で納得いくまでやりきる
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ちなみにこの幼少期にこの教育を受けた有名人として
こんな方々がいるらしいです。
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Amazon創業者 ジェフ・ペゾス
フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ
ウィキペディア創業者ジミー・ウェールズ
グーグル共同創業者ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
米国大統領バラク・オバマ
米国元国務長官ヒラリー・クリントン
元米国大統領ビル・クリントン
経営学者ピーター・ドラッカー
ワシントンポスト紙元オーナー キャサリン・グラハム
アンネの日記で知られるアンネ・フランク
ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケス
シムシティで知られる天才ゲームクリエイター ウィル・ライト
アカデミー賞受賞俳優 ジョージ・クルーニー
発明家 トーマス・エジソン
インド独立の父 マハトマ・ガンジー
マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ
第28代米国大統領 ウッドロウ・ウィルソン
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↑↑よくぞこんなにもたくさんすごい人を見つけてきました!って感じですねw
◆メモ(箇条書き)
成功の扉を開けるために不可欠な鍵
1、モチベーション(内的動機)エンジンに火をつける
2、集中体験が幸福感を呼ぶ
集中スパイラル
第一のプロセス 挑戦機会の発見
第二のプロセス 自律的・集中体験
第三のプロセス 達成による幸福感
第四のプロセス 心とスキルの成長
集中力を高めるコツ
Simple 余分なものを捨てシンプルに
Small 小さくて達成しやすいゴール設定
Simple マルチタスクを避け、一度に一つのことだけをやる
Short 短い時間集中する
Smile 常に楽しむ、ポジティブな姿勢で
集中力を続けるコツ
Rhythm&relax 自分に心地よい集中時間と休憩を
Reward 自分への効果的なご褒美の与え方、ものではなく、精神的な報酬
Repeat 長期に集中力を持続させるために習慣化させる
↑↑自己啓発書に頻出ワードがさく裂な感じですねwww
たとえば、内的動機、ポジティブ、精神的な報酬とかとか。
子どもの時代に「集中力」を身に着けられたらもちろん最高ですが、
本書の中でも書かれている通り、まずはどれだけ「没頭する経験」を積めるかが鍵だと思います。
あとは+αとしてはそうした経験を通じて、粘り強さ(=諦めの悪さ)も身に着けられたら最強だと思います。人生を長丁場なので、むしろ粘り強さ(=諦めの悪さ)の方が実践的な考え方のような気がします。
エジソンの名言にこんな言葉があります。(※本当かどうかは知りませんが・・・w)
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、
常にもう一回だけ試してみることだ。」